原 全 身性 紅 斑 性狼 瘡(SLE)に



お け る細胞 性 免疫 能

血 中抗 体 との関連 にお い て 岡山大学医学 部第三内科(主 任教授

山名 西谷 CELL

征三◇ 皓次

MEDIATED

矢野 藤原

IMMUNITY

啓介 唯朗 IN

大藤

真)

佐藤慶一郎 大藤 真

RELATION

TO

遠迫

HUMORAL

克英

ANTIBODIES

IN

SYSTEMIC LUPUS ERYTHEMATOSUS (SLE) Seizo

YAMANA, M.D.,

Ph.D.,

Keisuke

YANo, M.D.,

Keiichiro

SATO, M.D.,

Katsuhide

ENsAKo, M.D.,

Koji NISHIYA,M.D., Tadaaki FuJIwAIU, M.D. and Tadashi OFUJI, M.D. The Third

Department

of Internal

Medicine,

(Chairman: 概要

SLEの

Okayama

University

Medical

School

Prof. T. Ofuji)

細 胞 性 免 疫 と,血 中抗 体 を 多 角的 に検 討 し,本 症 の発 症,進 展 が い か な る機構 の支 配

下 に あ る か に つ き若 干 の 考 察 を試 み た.in vivoの 40例 中4例 の み 陽 性 で,DNCBに

の指 標 と して 用 い た ヒ ツ ジ赤 血 球(SRBC)ロ (対 照46.3±12.4),絶 か わ らずPHAに

指標 として 用 い たPPDに

よ る 遅延型皮膚反応は

対 して は4正例 中9例 に陽 性 と1著明な 反 応 低下 を 認 め た. in vitro ゼ ット形 成 細胞(T-リ

対 数 は367.5±305.5(対

照1142,5±635.7)と

ンパ球)の 比 率 も33.0±17.3% 著 明 な 低 下 を示 した.に もか

対 して は 正 常 反 応 を示 した こ とか ら, T一リンパ球 は機 能 的分 化 に応 じて諸 種 の刺 激

に対 す る反 応 性 を 変 化 させ る と推 定 さ れ る.B一 リ ンパ球 は 逆 に 増 加 傾 向を 示 した が,絶 対 数 は対 照 と 変 らな か つ た.B一 リンパ球 と血 中 免疫 グ ロ ブ リ ン,抗 核 抗 体(ANF)の 血 清 補 体 価 と の間 賄 DNA抗

意 の 槽 関 を 認 め な か つ た.MIT(macrophage

染 色形 態,抗1)NA抗

体価 の 間 に も相 関 関 係 は認 め られ な か つ た.し か しなが ら,悪 性 期SLEの1例

的にT-リ ンパ球,B-リ

につ き経 時

ンパ 球 の変 動 を追 跡 した 結果,治 療 に伴 う臨 床 症 状,並 び に 免 疫 血清 学 的 所 見

の改善 と平 行 してT-リ ンパ球 の増 加,B-リ SLEの

体 価,

migration inhibition test)と 抗

ンパ球 の減 少 を示 した 症 例 を 経 験 した.以 上 の こ とか ら,

発 症 に はT-リ ンパ 球 の 減 少 と機 能 異 常 に基 づ く細 胞 性 免 疫 能 の減 退 が 重 要 な鍵 を握 つ て い る

と考え られ る.本 症 の病 態 の進 展 には 流 血 抗 体 が大 き く関 与 して い る こ とは事 実 で あ ろ うが,両 者 の 関 係 は い まだ 明確 に され るに は 至 つ て い ない.

I.緒 SLEは

ど多 彩 な 自 己 抗 体 が 血 中 を 還 流 し て い る.急



周 知 の如 く抗 核 抗 体,抗DNA抗

に はDNAと

体な

抗 原 抗 体 複 合 物 を 形 成 し,腎

基 底 膜 に 沈 着 しlupus 〔昭 和50年1月6日

受稿〕

も 知 ら れ て お り,従

本 論 文 の 要 賃は 第2回 日本臨 床 免 疫 学 会 総 会 の シ ン ポ ジウ ム(自 己 免 疫 疾 患 に お け る細 胞 性 免疫 と

complex

血 中抗 体,昭

い る.し

和49年6月2賛,於

京 都)に

おい て

ま たDNCB皮

発 表 した.

昭和50年6月10日

(1)

性期

糸 球体

nephritisの 原 因 と な る こ と つ てSLEの

病 態 はimmune

diseaseと して そ の 一 面 が と らえ ら れ て か るに ツ反 応 は 陰 性 例 を 示 す 例 が 多 く, 膚 試 験 で も ア ネ ル ギー の 状 態 で あ

536

全 身 性 紅 斑 性 狼 瘡(SLE)に

お け る細 胞 性 免 疫 能

血 中抗 体 との関 連 に お い て

る こ とが 多 くの症 例 で証 明 され て い る こ と も周 知

ま た はMedium

の事 実 で あ る.こ れ らの こ とはSLEの

種 目的 に 供 した 。 同 時 に 末 梢 白 血 球 数,リ

細胞性免

疫 能 の低 下 を 物 語 つ て お り,本 症 の 発 症 進 展 を考 る際

TC-199中に

浮 遊,次

に 述べ る 各 ンパ球

の 比 率 お よび 絶 対 数 等 を 算 出 した.

液 性 免 疫 異 常 の立 場 か ら のみ な らず,細え

iv)T-リ

胞 性 免 疫 異 常 の立 場 か らの 検 索 の 必 要 性 を 示 唆 し

ン パ 球:Keith&Currey(1973)

の ヒ ツ ジ赤 血球

てい る といえ る.し か しな が ら,液 性 免 疫 学 の進

ロ ゼ ッ ト 形 成 法(SRBC-R>

行 な つ た.す

な わ ち,5×108cells/m1の に準じ

リ ンパ

展 に 比 し細 胞 性 免 疫 学 は立 ち遅 れ て お り,最 近 に

球 浮 遊 液0.5ml%と20%(v/v)の

濃 度 に ウシ胎

い た つ て よ うや く2∼3のin

児 血 清(FCS)を

ツ ジ赤 血 球(S

vitroの検 査法 が 確立

加え た0.5%ヒ

され た に す ぎ ない.こ れ らの 方 法 論 も種 々問 題 を

RBC)浮

か か え て い るが,い ず れ に して も先 天 的,後 天的

沈 し,そ

の ま ま4℃

免疫 欠 損 症 を 始 め種 々の 免疫 異 常 を 伴 う疾 患 に対

1∼2分

間,再

して,細 胞性 免疫 能 を 測定 す る こ とが 可能 とな り

以 上 付 着 せ る 細 胞 をT-リ

近 年 多数 の臨 床 デ ータ ーが 集積 され つ つ あ る1)2). わ れ わ れ もin vitroで仔 牛 胸 腺DNAを たMIT(macrophage

v)B-リ

抗原 とし

IgG,

発症機転

こ う い つ た 観 点 に 立 つ て 今 回 はin

変 動,in

の 研 究 者 の 報 告 と 比 較 して 強 調 さ れ る べ き

パ 球 の 同 定,PHAに LMIT(leukocyte

vi)末

ン パ 球,B-リ

よ る リン パ 球 ン 幼 若 化, migration

inhibition

きた リンパ球 の 細 胞 表 面

清(Hyland社

製)を

識抗 用 いて 膜 蛍

れ ら抗 血 清 は 前 処置 と び に2

部 リ ン パ 球にcap形

成 を 認

れ ら は 全 て 注 意 深 く判 定 し陽 性 細 胞 と

し た.

者 の相 関 を 求 め 治 療 に よ る 影 響 も え検討 し

な わ ちT-リ

IgM血

め た が,そ

た.他

れ ら 諸 検 査,す

IgA,

て 室 温 で 行 な つ た.一

し た.加 測

て,両

点 は,こ

ン パ 球 と した.

ン パ 球:生

倍 量 の ヒ ト赤 血 球 で 十 分 吸 着 し た 。 染 色 操 作 は 全

ンパ膚 球の

vitroに お け る 各 種 の 細 胞 性 免 疫 能 の

定 並 び に 血 中 自 己 抗 体 の動 き を 検 索

反 応 さ せ た 後33rpm

し て 非 働 化 後 マ ウ ス 肝 粉(100mg/m1)並

vivoの 皮

ン パ 球,B-リ

で30分間

間遠

浮 遊 し 顕 微 鏡 下 でSRBCを3コ

光 抗 体 法 に て 同 定 し た.こ

に細 胞 性 免 疫 異 常 の関 与 を主 張 して来 た3)4).

反 応 に 加 え,SLEのT-リ

混 じ,180g・av.5分

免 疫 グロ ブ リ ン を 指 標 と し て,FITC標

migration inhibition test)で

有 意 の遊 走 抑 制 を認 め て お り,SLEの

遊 液0.5m1を

梢 血 幼 若 化 試 験:

(i970)の

方 法 を 多 少 変 え た 方 法 で 行 な つた.す

な わ ち,分

離 精 製 した 末 梢 リ ン パ 球2∼4×106/

mlに 非 特 異mitogenと

test),末

Hughes&Caspary

mg/mlを,

SLEの

し て は, PHA-M(Difco)5 リ ン パ 球 に は 特 異 抗原 と し て

梢 リンパ球 数 が患 者 か ら同時 期 に採 取 された リン

仔 牛 胸 腺DNA10Y/mlを

パ球 を用 い て な され た こ とで あ る .

一 方 で は 形 態 学 的 変 化 よ り幼 若 化 率 を 算 定 した .

II.対 象並びに方法 i)対

象 患 者:

他 方,培

間 に 当 内 科 を 受 診 したSLE27例

と正 常 人18例 を

対 象 と し,治 療 に よ る経 過 を 追 い得 たSLEは

え,2時

激 率(SI)で

表 現 した.

加 群 のcpmを,分

ん だ.

した 。 な お,PHAに

膚 試験 とツ 反 応:

方法論的詳

試 み ら れ,至

細 は既 報 を 参考 に され た い3)4). iii)末 者 末梢



リ ン パ 球:

し,Hanks'balanced

salt

の と り込 み

5%CO2の

(2)

を 決 定 した. iii)に 述 べ た 方 法 で 得 た リ ン

パ 球3×106/mlに

solution(Hanks'BSS)

と り計 算

よ る幼 若 化 は種 々 の濃 度 で

適 反 応 を 示 す 曲 線 を 作 り,最 大 の 反

vii)MIT:

重 遠 沈 法 で分 離 精 製

SIは 分 子に 刺 激 物 質 添

母 に 非 添加 群 のcpmを

応 を 示 すPHA量

リ ン パ 球 は ヘ パ リン 加 患

血 をConray-Ficoll比

間培 u 養 後,そ

を 液 体 シ ン チ レ ー シ ョ ン カ ウ ン タ ー に て 計 測 し刺



疫1血清 学 的 に 急 性 期 に あ る と判 断 され た 症 例 を 選 ii)DNCB皮

間 培 養 後,

養 リ ンパ 球 試 料 に8H-thymidine(0.1

Ci/ml)を加

昭 和48年12月 よ り49年5月 の

添 加 し,72時

仔 牛 胸 腺DNA10T/mlを

存 在 下 で24時

加 え,

間 培 養 し,4℃,3000

日内 会 誌

第64巻

第6号

山名 rpm30分

間 遠 沈 しそ の 上 清 をMITに

ITはDavidら

征 三 他6名

537

用 いた . M

の 方 法 に 準 じ て 行 な つ た .詳

細 は

既 報 を 参 照 さ れ た い4)6). viii)LMIT(leukocyte test):

migration

inhibition

モ ル モ ツ ト腹 腔 内 マ ク ロ フ ァ ー ジ を 標 的

細 胞 と し て 用 い たMITが

細 胞 性 免 疫 のin vitr

の 指 標 と して 用 い られ て き た が,正 血 球 を 標 的 細 胞 と す るLMITも

常 人o の 末 梢 白

細 胞 性 免 疫 を反

映 す る と の 報 告 がSφborg&Bendixen(1g67)に よ り な さ れ て お り,従 (1973)に

つ て 今 回 は 同 法 のClausen

よ る 変 法 で あ るtwo

ー ス 法 を 用 い た7) .す 製,MIFの

な わ ち,リ

step

MIFア

ガ ロ

ンパ球 の分 離 精

作 製 のた め の抗 原 添 加 は既 報 の如 く

行 な い,1標 的 細 胞 と して 正 常 人 の 末 梢 白 血 球 を 用 い た.末

梢 白 血 球 をMIF含

Fig.1.Delayed

有 上 清 と37℃,90分

type

skin

reaction

in SLE.

棒 グ ラ フ の 斜 線 部 はprednisoloneを1日20㎎

間 反 応 させ ア ガ ロ ー ス プ レ ー ト中 の 小 穴 に 入 れ,

用 中 の 患 者 で あ る.従

20時 間 培 養 後,標

的 細 胞 で あ る 白血 球 の遊 走 面 積

を 示 す か も し れ な い 症 例 を 含 ん で い る.

か ら%migrationを

求 め た.

ix)各

種 自己 抗 体:

以上使

って こ の内に 本来陽性反応

セ フ ァデ ックス に よ る血

清 蛋 白 分 画,immunoplate(Hyland社

製)に

血 清 免 疫 グ ロ ブ リ ン量 の 測 定,ヒ

よる

ト末 梢 白 血 球 を

核 材 と し た 蛍 光 抗 体 法 に よ る 抗 核 抗 体(ANF), actinomycin

D-DNA法

定,Mayerの50%溶

に よ る 抗DNA抗 血 素 価 に よ るCH50の

体 の 測 測 定 を行

な つ た.

III.結 i)ツ

反 応,DNCB皮

DNCB皮

果 膚 テス ト(Fig.1) Fig. 2. Proportion

膚 テ ス トは 通 常 正 常 人 の90%以 : 上 が陽

性 反 応(冊)を

示 す が,SLEで

は41例 中9例



ツ反 応 は,正 常 人 は年 令に も よ るが80∼90%以 陽 性 で あ る の に比 し,SLE40例

ii)T-リ

じく

陽性を

認 め た にす ぎ な い.以 上 の ツ反 応,DNCB皮



in SLE.

B-リ ンパ 球 の 比 率 と 絶 対 数 SLEの

末 梢 血T-リ

比 率 を 見 る と正 常 人 平 均46.3±12.4に E33.0±17.3と

減 少 し て い た.同

の 比 率 でIgG保

テ ス トの対 象 となつ た 患 者 の一 部 は プ レ ドニ ゾ ロ ンを1日20㎎

ン パ 球,

(Fig.2∼6):



中4例に

T cells

事 実 で あ る.

陽 性 を 認め た の み で著 明 な反 応 低 下 を示 し,外 来 抗 原 に対 して ア ネル ギ ーが うか が わ れ た.同

of peripheral

細 胞(以

以 上 投 与 され て い る症 例 が あ り,こ

有 細 胞(以

下M-リ

リ ンパ 球)の

単 クロー

比 し,SL

じ くB-リ ンパ 球

下G-リ

ン パ 球),IgA保

ンパ 球 の

ンパ),

IgM保

有 細 胞(以



下A

ン性 増 殖 を 示 す 症 例 が -観 察

れ らの例 で は 本 来 陽 性 に 出 る皮 膚 反 応 が プ レ ドニ

さ れ た(正 常 値 はFig.2に

ゾ ロ ンで 陰 転 化 して い る場 合 も考 え られ る.い ず

球 とB-リ ン パ 球 の 比 率 の 総 和 を 一 括 表 示 し た も

れ に して も遅 延 型 皮 膚 反 応 が 低 下 して い る こ とは

の がFig.6で,

昭 和50年6月10日

(3)

SLEに

示 す).以

お い てT-リ

上 のT-リ

ンパ

ン パ 球 の 減 少,

538

全 身 性 紅 斑 性 狼 瘡(SLE)に

Fig. 3. Proportion

of peripheral

B cells

お け る細 胞 性 免 疫 能

血 中抗 体 との 関連 に お い て

in SLE.

Fig. 5. Number

Fig. 4. Number

of peripheral

T cells

B cells

in SLE.

in SLE.

B-リ ン パ 球 の 増 加 が 明 ら か で あ る.さ

らにT一 リ ン

パ 球 とB一 リ ン パ 球 の 総 和 は 正 常 人,SLE共 100%以

of peripheral

下 と な り,無 指 標 細 胞(null



cel1)の



在 が 確 認 さ れ た.

次 い でT一リンパ球,B一 リ ンパ 球 の 末 梢 血 に お け る絶 対 数 をFig

4,5に

図 示 してい る.T-リ

球 の 絶 対 数 は 著 明な 低 値 を 示 した.B-リ

Fig. 6. T & B cells

in SLE.

ンパ M添 加 リ ンパ球 幼 若 化 率 はSLE64.2±3.2%で

ンパ 球 は

比 率 の と ころ で,述 べ た 如 く症 例 に よつ て は著 明

正 常 人 の62.0±3.6%と

な 単 ク ロ ー ン性 増 殖 が み られ た.Fig.6の

の非 特 異 抗 原 に対 す る反 応 性 は 正 常 に保 た れ れ て

下段 は

末 梢 血T一 リンパ球 とB-リ ンパ球の 絶 対 数 を一 括 表

いた.仔 牛 胸 腺DNAを

示 した も の で,SLEでT一

比 し約5倍

リンパ球 の著 明 な減 少

の幼 若 化 率 を 示 した.

仔 牛 胸 腺DNAを

有 の リンパ球 減 少 の た め に対 照 と差

のMITとLMITの

異 を 認 め なか つ た. iii)リ

抗 原 と した場 合,対 照 に

iv)MITとLMIT(Fig.9):Fig.9は

が 目立 ち,B一 リンパ 球 は 比 率 の 増 加 に か か わ ら ず,SLE特

差 異 を 認 め ず,PHA等

抗 原 と したSLE患

で 正 常 人 の 平 均 値 か ら2SDを

ン パ 球 幼 若 化 現 象(Fig.7,8):PHA-

(4)

者 リンパ球

成 績 を 示 して い る.MIT

同内 会 誌

減 じた 値 以 下 を 遊

第64巻

第6号

出名

征 三 他6名

Table

539

1. Correlation

between

cells and circulating SLE.

Fig. 7. PHA peripheral

induced

blastoid-transformation

lymphocytes

number of Ig binding

Ig level

of the patient

with

of

in SLE.

1):

リ ンパ 球 の 採 取 と同 時 に 採血 した プ ラ ス

マ を 用 い て,免

疫 拡 散 法 でIgG,

IgM,

IgAの 血 中

レベ ル と そ れ ら に対 応 す るB-リ ン パ 球 す な わ ち, G-リ ンパ 球,M-リ

ン パ 球,

A-リ ン パ 球 の 絶 対 数

との相 関 を 求 めた が有 意 の相 関 関 係 は 認 め られ な か つ た.す

な わ ち,M-リ

て い る例 で血 中IgMは Fig. 8. DNA induced peripheral

blastoid-transformation

lymphocytes

of

れ,ま

in SLE.

た,G-リ

ン パ 球 が 著 明に 増 加 し

正 常 値 以 下 を示 す例 が み ら

ン パ 球 が 著明に 減 少 して い るに も

か か わ ら ず,血

中IgGレ

ベル は 増 加 の み られ た例

等 が 多 数 観 察 さ れ た.

vi)B-リ

ンパ球 と血 中 自己 抗体:

寛 解期SLEのANFの 価,血

主と して

染 色 形 態,抗DNA抗



湾CH5。 値 とB-リ ンパ球 の比 率 との 間 の相

関 を 求 め た が,前3者

とB-リ ンパ球 の 間 に 推計 学

的 に有 意 な相 関 は認 め られ な か つ た. vii)T-リ

ンパ 球 とin vitroの 細 胞 性 免 疫 指 標:

Fig.9

走 の抑 制 あ りとす る と,SLE42例 の抑 制 を認 め た.LMITもMITと 準 で調 べ た が,18例

中4例

中17例 に遊 走 同 じ判 定 基

に掬 制 が み られ た にす

ぎな か つ た. v)B-リ

Fig. 10. Correlation

ン パ 球 と 血 中 免 疫 グ ロ ブ リ ン(Table

昭 和50年6月10日

antibody.

(5)

between

MIT

and

anti-DNA

IV

540

全 身 性 紅斑 性 狼瘡(SLE)に

お け る 細胞 性 免 疫 能

血 中抗 体 と の関 連 に お い て







に認 め られ尿 量 の減 少,腹 水 の 貯 留 を来 た した の で,同 年3月11日 Fig. 11. Clinical

SLEの

course

リンパ球 のPHAに

of SLE.

ITとT-リ

抗 原 と したLM

10は34例

のSLEにつ

た の で あ る.抗DNA抗

し2例

Fig

つ い て も,遊 と相 半 ば し,両

と血 中 自 己 抗 体(Fig.11): て 急 性 期SLEの

走 の 抑 制 あ り3

平 行 してT-リ

B-リ ンパ 球 の 変 動 約3カ

免 疫 血 清 学 的,症 ンパ 球,B-リ

節痛

か し,免

DNA抗

疫 血清 学 的 に はANF

体34.5%と

高 値 を,

診 断 され た.Fig.

い で サ イ ク ロ フ ォス フ ア マ イ ド1

追 加 さ れ,臨

床 症 状 の 鎮 静 化 と共 に 免

な わ ち,3月28日

に お い てANFは

(〓),一

方,抗DNA抗

た が,血

清CH50は20と

い ま だdiffuse

体 は5.7%と 低 く,血

の 時 点 でT-リ

低 値 を 示 した がB-リ ン パ 球20%,

回 復 して い

清学 的 に は 急 性

ンパ球

A-リ ン パ 球8%と

正常

主 訴:

全 身性 浮腫.

家 族 歴:

漸 減 した が,そ

例(SLE)

○ 栄 ○,23才,女.

十 以 下,抗DNA抗

既 往 歴:

特 記 す べ き こ とな し.

現 病 歴:

昭 和48年6月

第2児

160/120∼100mmHgと 来 た した,1月

蛋 白 陽 性 を 指 摘 さ れ,血 身 倦 怠,呼

中 旬 よ り高 熱 頻 発 し,浮

下,

ン パ 球,B-リ

CH50が30以 ンパ球 共 に正

常 に 復 し て い た.す

な わ ち,血清

とT-リ ン パ 球,B-リ

ン パ 球 の 消 長 が 相 関 した 典 型

.考

年10月 手

学 的 所 見 の 改善



SLEに 代 表 さ れ る 自己 免 疫 疾 患 に つ い て,血 中抗 体 側 か らの研 究 は数 多 く見 られ るが,細 胞 性

い で 浮 腫 の 出 現 を み た.昭

な り,全

ン パ 球 の 増 加,B に

的 な 症 例 と考 え ら れ る.

の 出産 を行 なつ

時 蛋 白 尿 は 陰 性 で あ つ た.同

体 が10%以

上 と な つ た 時 点 でT-リ

供 に抗 核 抗体 陽 性 者 を 認 め た.

稲49年1月,尿

れ と共 にT-リ

リ ン パ 球 の 減 少 が 認 め られ た.ANFがspeckled -

家系 図 に示 す 如 く患 者 の母 お よび子

指 の レ イ ノ ー 現 象,次

後 ステ ロ

イ ドホ ル モ ン の 投 与 量 も血 清 学 的所 見 の 改 善 と共

以 下 症 例 を 供 覧 す る.

患者:

ンパ球 は

ン パ 球 はG-リ

人 の 平 均 値 を 大 幅に 上 ま わ つ て い た.以



れ わ れが

ン パ 球 の 検 査 を 開 始 した 時 点 す

58%,M-リ

ンパ 球 の 動 き を 追 跡 し



T-リ ン パ 球,B-リ

43.5%と

候学的推つ 移 と

CH50は

ち に プ レ ドニ ゾ ロ ン1日60㎎

期 に あ る と判 断 さ れ た.そ

月間に亘

た.

た が,当

光過敏

神 神 経 症 状(一),関

疫 血 清 学 的 所 見 も次 第 に 改 善 され た.わ

上 の い わ ゆ る急

者 に相 関 を 認 め な か

療 に 伴 うT-リ ンパ 球,

あ つ た.し

日100mgが

つ た. ix)治

(一)で

投 与 を 受 け,次

相関を検討 し

体価30以

性 期SLEの5例に 例,な

体(Fig.10):

体 価 とMITの

入 院 時 蝶 形 紅 斑(一),日

11に 示 す 如 く,直

い て, actinomycin D-DNA .

法 に よ る 抗DNA抗

毛(一),精

15と 低 値 を 示 し,急 性 期SLEと

が,:有 意 の相 関 は み られ な か つ た. 抗DNA抗

(一),脱

shaggy(〓),

ンパ球 の比 率 との間 の関 係 を検 討 した

viii)MITと

院 す.

入 院 後 経 過:

薄 す る反 応 性 とT-リ

ンパ球 の比 率,仔 牛 胸 腺DNAを

岡 大 第 三 内科 を受 診,入

圧200∼

免 疫 側 か らの検 討 はそ の概 念 の あ い まい さ,方 法

吸困 難 を

論 的 問題 もあ つ て ほ とん ど行 なわ れ て お らず そ の 研 究 も緒に つ いた ば か りで あ る.最 近 急 速 に 開 発

腫 が全 身

(6)

日内 会 誌

第64巻

第6号

山名 征 三 他6名

541

され つ つ あ る細 胞 性 免 疫 能 を知 る方 法 は 大 き くin

い.従

vivoとin vitmに 分 け る こ と が 出来 る .ツ 反 応 は

は よ く知 られ て い る と こ ろ で あ り,Fanci&Dale

免 疫 記 憶 細 胞 を 同定 す る方 法 と して改 め て述 べ る まで もな い 。DNCB皮 ら,リ

来 よりALL等

(1974)も

膚 テ ス トは 抗 原 の 認 知 か

ハ イ ド ロ コ ー チ ゾ ン の 大 量 の1回

で4∼6時

ンパ球 に よ る最 終 的 な反 応 表 現 ま で の 通 し

の 治 療 に ス テ ロ イ ドの 卓 効

注射

間 後 に リ ンパ 球 は110以 下 と な り,24

時 間 で 回 復 す る と 報 告 し て い る.し

か も,こ



た 形 で観 察 出 来 る の が特 徴 とい え る.最 近 著 しい

はT-リ

ン パ 球 を 選 択 釣 に 減 少 さ せ た る と述 べ て い

進 歩 の み られ るin vitroの方 法 は そ れ に 反 し,抗

る.わ

れ わ れ も1日

原 の 認 知,そ れ に続 い て起 こる リンパ球 の作 用等

連 続 投 与 で はPPⅠ),

の 比 較 的 限 られ た 機 能 を測 定 す る方 法 で あ る とい

響 を 受 け な い が,大

る.例

えば, T-リ ンパ球 の測 定 は 細胞性 免 疫 担 え

当 細 胞 の 存 在 を知 る こ とが 出来 る.PHAま 特 異 抗 原 に よ る幼 若 化 は,リン また,か

対 す る反 応 は 影

以 上 の こ とか ら ス テ ロ イド の 大 量 投 与 を 受 け た

パ球 の抗 原認 知 能

SL猛

にお いて そ の 影 響 は無 視 す る こ とは 出来 な

い.第4にlymphokineの

く して感 作 され た リンパ球 が実 際 に機 能 測 定 す る こ とで あ る程 度 推 測

す る こ とが 可 能 で あ る. 本 論 文 の主 旨は これ らの 細 胞 性 免 疫 能 の成 績 と 液性 免 疫 の指 標 を併 せ検 討 し,SLEの

DNCBに

量 の 短期 連 続 投 与 を行 なつ た

あ と は 一 過 性 に 陰 性 に な る こ と を 経 験 し て い る,

たは

或 い は 免疫 反 応 性 を知 る上 で役 立 つ 指 標 とな る. す る様 は,MIFを

量15㎎ 以 下 の プ レド ニ ゾ ロ ン

発症進展

一 つ で あ るlymphotoxin

がSLEに

お い て 産 生 さ れ て い る可能 性 も あ る.

以 上,T-リ

ンパ 球 の 減 少 の 理 由 は様々に

考 え られ

る が,PPD,

DNCB皮1テ

ネ ル ギ ー がT-リ

ンパ 球 の機 能 異 常 に加 え て絶対 数

ス トで み ら れ た ア

の 減 少 に よ つ て も招 来 さ れ て い る こ と は 確 か で あ

が如 何 な る機 構 の支 配下 に あ る の か に つ き若 干 の

ろ う.し

検 討 を 行 な う こ とで あ る.

す る以 上 の複 雑 な機 序 が 介 在 して い る こ とが 推

T-リ ン パ 球: 明 な 減 少 は,外

SLEに

お け るT-リ

い.す

ね ば な ら な い で あ ろ う.T-リ

ンパ球 の減 少 の理 由

Eの79%に

認 め,こ

cytotoxic

et a1は

に も 述 べ た 如 く,SLE血

dependent

lymphocyte-toxic

存 在 が 報 告 さ れ て お り,B-リ

中 antibody に

ンパ球 の抗

原 受 容 体 と し て の膜 免 疫 グロ ブ リ ン とT-リ ン パ 球

antibody'をSL

れ は19Sと7Sの2成

な わ ち,先

(ALS)の

者 血 中 に 抗 リ ンパ 球 抗 体

dependent

の 点 にE 関 し

て も方 法 論 的 な 点 も 含 め て 問 題 が な い わ け で は な

ンパ球 機 能 の異 常 が 指 摘 され て 来 た

の 存 在 が 多 数 報 告 さ れ て い る9)10).Butter

B-リ ン パ 球 の 比 率 の 増 加 もSL

に お い て目 立 つ 所 見 で あ つ た.こ

complement

complement



B-リ ン パ 球:

来 よ り,SLEの

が4)8),こ れ ら に 加 え て 絶 対 数 の 減 少 が 考 慮 さ れ

と して 第 一にSLE患

こに至 る過 程 はわ れ わ れ の 想像

さ れ る.

来 抗 原 に対 して ア ネ ル ギ ーで 著 ある

の と の 成 績 を 裏 付 け て い る.従 発 症にT-リ

ンパ 球 の

か し,そ

に 結 合 したALSを

分 よ り

区 別 す る こ とはわ れ わ れ の

用 い て い る 膜 蛍 光 抗 体 法 で は 不 可 能 で あ る,事

な り臨 床 所 見 と平 行 す る と 報 告 し て い る9).ま

実,Stastny&Ziff(1971)はSLE患

た,Lies

を 家 兎 補 体 の 存 在 下 で 反 応 さ せ る と約 半 数 の リ ン

et alは こ の 抗 体 は リ ン パ 球に

働 く と 述 べ て い る10). thymocyte-specific

NZBマ

特異的

パ 球 は 破 壊 さ れ る と し て お り,リ

ウス に お い て に も

lymphocyte-toxic

証 明 さ れ て い る こ と は 周 知 の 事 実 で あ る 。 第2に

て い る.こ

組 織 中 へ の 移 行 が 考 え ら れ る が,DLEと

さ れ た1).ま

異な り

polyclonal

ンパ 球 の

の こ と はMessner たSLEな



末 梢 血 か ら の 減 少 を 説 明 す るに は 十 分 で な い.第 3に ス テロ イ ドホ ル モ ン の 影 響 を 考え ね ば な ら な

ン パ 球 す な わ ちG-リ

(7)

et alに よ つ て も追 ど の免 疫 異 常 状 態 認 で は

surface Ig binding

報 告 され て お り2),わ

昭和50年6月10日

ン パ 球,多

T-リ ン パ 球 が 抗 体 で 被 覆 され て い る こ と を 示 唆 し

antibodyil)カ ミ

組 織 中 へ の 浸 潤 の 程 度 は 弱 く著 明 なT-リ

者リ ン パ 球

lymphocyteの

れ わ れ もT-リ ンパ 球,M-リ

存在 が

ンパ 球 とB-リ ン パ 球,

A-リ

542

全 身 性 紅 斑 姓 狼瘡(SLE)に

ンパ球 の総 和 が100%を

おけ る細 胞性 免疫 能

越え る症例 を 経 験 して い

組 中抗 体 と の関 連 に おい て

ウ スにお い てGVH反

る.膜 蛍 光 抗 体 法 で は二 重 染 色 を うま く行 な わ な

たT-リ

い限 りこの 問題 か ら も逃 れ る こ とは 出来 な い.

T-Tcorrabolationな

B一 リ ン パ 球 を 同 定 す る 際 そ の 指 標 に 何 を 選 ぶ か も 問 題 で あ る.現

在8一 リ ン パ 球 の 指 標 と し て 細 胞

表 面 免 疫 グ ロ ブ リ ン の 同 定 が 広 く用 い られ て い る が,補

体 成 分C3に

対 す る リセ プ タ ー,

ン パ 群 の 協 力 作 用 が 必 要 で あ る と し て, る 概 念:を 打 ち 出 し て い る15).

そ の 後 の 研 究 でT一 リ ン パ 球 のsubpopulationでT1は

を 増 強 す る 作 用 を 有 す る と 考 え ら れ て い る.こ

らの事 か ら も限 られ た 指 標 だ け では ジ ンパ球 の全

リ ン パ 球 幼 若 化 反 応:

ン パ 球 抗 体 も使 用 さ れ て い る 。し

in vitroで の リ ン パ 球

免 疫 能 の 指 標 と さ れ るPHAに

集 団 を 同 定 して い る の で は な い.し

正 常 で あ つ た.文

か し な が ら一

パ 球 と い つ て い る よ うで あ る.Messner 急 性 期SLEで



et al1)は

膜 表 面 免 疫 グ ロ ブ リ ン陽 性 細 肥 は

増 加 す る が,C3リ

セ プ タ ー 保 有細 胞 は 減 少 す る

と報 告 し て い る.Ross と を 報 告 し て お り,体

eta112)もCLLで

対 す る反 応 は ほぼ

献 的 に も これ を支 持 す る報 告 が

多 数 見 ら れ る16).し

か し,T-リ

ン パ 球 が 著 し く減

少 し,遅 延 型 皮 膚 反 応 も低 下 し て い るSLEで, T-リ ン パ 球に 対 す るmtiogenで

あ るPHAに

に 反 応 す る 点 は 矛 盾 して い る.文 の 現 象 も 報 告 さ れ て い る,す

同様 の こ

液 性 免 疫 欠 損 のBruton型

を 始 め,悪



献 的 に は この逆

性 リ ンパ 腫 の 多 く でPHAに

対 す る反

ガ ン マ グロ ブ リ ン血 症にお い て は 膜 免 疫 グロ ブ リ ン を 有 す る 細胞 は 欠 く が,補

trickophyton,

体 リセ プ タ ー は 正 常

る17).わ

ンパ球 集 団 で膜 表

れ わ れ もTリ

面 免 疫 グ ロ ブ リ ン陽 性 細 胞 ま た は 補 体 リセ プ タ ー

本 症 のPHAに

陽 性 細 胞 な ど と呼 称 さ れ る よ う に な る か も しれ な

ま た,ツ

い.実 Null

た 方 法 でT-リ

指 標 細 胞): ン パ 球,B-リ

な わ ちTリ BCロ

れ わ れ も 同 一 試 料 を 用 い て 別 々 の 徳 者 が 同 時 にT

LEの

両 者 と も 高 率 にRull

この中 に は補 体

の リ ン パ 球 はSRBCを

す る の み で な く,イ

ヌ赤 血 球 が か な り高 率 に 付 着

付着

示 唆 し て い る と いえ る.事

実,Raff(1971)は

ンパ 球 が 特 異 的 に感 くの 根 拠 が あ る18).に も

こ と もい かに 考え れ ば よいか 疑 問 で あ る.資 下 の と ころDNAの

間 断 な き抗 原 刺 激 に その理 由 を 求

め る しか な い様 で あ る.

の 事 は あ る動

ン パ 球 自体 のsubpopulationの

対 してSLEリ

か かわ らず 一 般 抗 原 に対 して は ア ネル ギ ー で あ る

MITとLMIT:MITとLMITの

物 種 の 赤 血 球 を 付 着 す る リ ンパ 球 の 受 容 体 に も差 が あり,T-リ

対 す る反 応 性 が 出現 し,皮 膚 反 応 は

作 され て い る こ とは,多

か もあ る もの は イ ヌ赤 血球 の み付 着 す る と

の 所 見 を わ れ わ れ は 得 て い る19).こ

ンパ球 の種

ンパ 球 の機 能 的 成 熱 過 程 に お い てSR

い,DNAに

ンパ球 の

指 標 に か ん し,ヒト

し,し

SRB

Tリ ンパ球 の よ り高 度 な 表現 といえ るか も しれ な

セ プタ ー 陽 性

細 胞 な ど が 含 ま れ て い る で あ ろ う.T-リ

応,

ゼ ツ ト形 成 能 は 未熱 な時 期 で も発現 し,次

い でPHAに

常 人 -とS

cellの 存 在 を 認 め た.

リセ プ タ ー,Fcリ

反 応 も 陰 性 で あ つ た 例 も経 験 して い る.

々の機 能 を 別 々に と らえ て い る と考え られ る.す

ンパ球 を 同 定 す る 時

ン パ 球 を 検 討 した が,正

で, 下 で あ り,

Cロ ゼ ツ ト形 成 反 応,皮 膚 反 応 はTリ

わ れわ れ が行 なつ

null cellの 存 在 を 無 視 す る こ と は出 来 な い2).わ

リ ン パ 球,B-リ

ン パ 球 性CLLの1例

対 す る 反 応 性 は5%以

以 上 の こ とか ら考 え る と,PHA反

際 そ の 方 が 混 乱 を 招 ね か な い と思 わ れ る. cell(無

mumps,

storeptokinase-storeptodor

aseに 対 す る 反 応 は 陽 性-n であ ると す る報告 で あ

認 め ら れ た と の 報 告 も み ら れ る3).従 つ て,今 に 後 ンパ 球 と一 括 せ ず,Bリ

candida,

正常

な わ ち,Hodgkin病

応 性 は 陰 性 で あ る に も か か わ らずPPD,

はBリ



て の 集 団 を 同 定 す る こ と が 出 来 な い と いえ る.

か も こ れ ら膜 表 面 指 標 間 で差 が あ り,同 一 の 細 胞

般 に は こ れ ら指 標 を 有 す る 細 胞 を 一括 してB-リ

は二 つ の異 な つ

effector細 胞 の 未 熟 型 で あ り, T2は 成 熟 型 で 反 応

IgGのFc

部 分に 対 す る リ セ プ タ ー も一 部 で 用 い ら れ て お り,さ ら に 抗Bリ

応 の 誘導に

成績

の解 離 も問 題 とな るで あ ろ う.こ

存在を

の点,Rocklin

らの最 近 の研 究 は人 間 の多 核 白血 球 に対 す る遊 走



(8)

日内会誌

第64巻

第6号

山名

征 三他6名

543

阻 止 照 子(LIF)と,モ ル モ ッ トの マ クロ フ ァ ー ジに 対 す るそ れ とは異 な るの で は な い か とい う

体に よ る組 織 障 害 は どち らが先 行 す るか.

こ とを 示 唆 し て い る19).す

な わ ちMIFに

て動 い てい るの か,ま た 液 性 抗 体 は 細胞 性免 疫 を

LIFと

子 量 もMIFが25,000

考え るべ き で,分

で あ る の に 比 し,LIFは

約60,000と

第 三 に細 胞 性 免疫 と液 性 免 疫 は互 に関 係 し合 つ

対 して

抑 制 す るの か,あ る い は筋 調 的 に働 くの か.

いわれてい

これ らはSLEに

る 。加 え て マ ク ロ フ ァー ジの 細胞 性 免疫 に お け る 役 割 を 考 え る 時,MITの

方 がLMITよ

V.結

りよい

頼 の お け るin vitroの 試 験 法 と考 え ら れ る.



SLEの

つ て 血清Ig濃

度 とBリ

ンパ球 の 間 に何 ら

か の 関 連 を 考え る の は 当 然 で あ ろ う.し 者 の間 に 全く 相 関 を 認 め ず,単

清IgM濃

1)

SLEにお

い て末梢 血T-リ ンパ球 は比 率 数

共 に著 明に 減 少 して お り,PPD,1)NC8に た.に

zalska(1973)も

PHA,特

悪 性 リ ン パ 腫 で同 様 の 報 告 を 行

もか か わ らず非 特 異 細 胞 刺 激 物 質 と して の 異 抗 原 と して のDNAに

対 す る反 応 性

は正 常 又 は亢 進 を示 した.

な つ て い る17).

Messner(1973)は23例

の 急 性 期SLEで,

ンパ球 はSLEの

B-

2)末

臨 床 的 活 動性 と

梢 血B-リ

IgG,

Eで 急 性 期 か ら寛 解 期 に至 る過 程 で血 中 自己 抗 体

ら れ た.

の 改善 と共 にB-リ ンパ球 の減 少,T-リ

ンパ球 の増

IgM,

3)

SLEのMITで42例

抑 制 を 認 め,LMITで

SLEに

たに す ぎ な い.そ

る一 時 期 のB-リ ンパ球 と血

4)B一

ンパ 球 と細 胞 性 免 疫 能 を検 索 中 した

た 症例 に よ り

IgA保 有 細 胞 の 単 ク ロ ー ン性 増 殖 が み

加 を認 め る症 例 を示 した.し か し なが ら,寛 解 期 つ い て,あ

ンパ球 は比 率 にお いて増 加 して

い た が 絶 対 数 は 対 照 と変 らず,ま

よ く相 関 した と報 告 して い る1).わ れ:われ もSL

自己抗 体,T-リ



り誘 発 され る遅延 型 皮膚 反 応 も著 し く低 下 して い

度 は

む しろ 低 値 を 示 した 例 も 認 め られ る.Gajr-Pec-

リンパ球,T-リ

細 胞 性 免疫 能 と液 性 免 疫 を 併 せ 検 討

あ るかに つ き若 干 の考 察 を試 み た.

か し,両

クロー ン性 にIgM

保 有細 細 胞 の 増 加 した 症 例 で,重



し,本 症 の発 症,進 展 が いか な る機 構 の 支配 下 に

B-リ ン パ 球 は 形 質 細 胞 の 前 駆 細 胞 と考 え ら れ て お り,従

限 らず 免 疫 病 全 体 に 関連 す る

命 題 で あ り,今 後 の研 究 が また れ る.

中17例

リ ン パ 球 の 比 率 と 血 中 免 疫 グロ ブ リ ソ,

限 りで はそ れ らの 間 に 相 関 を 認 め な か つ た.こ の

ANFの

値 と の 間 に 相 関 を 認 め な か つ た.T-リ

行 す る可 能 性,検 査 時 期 の 時 間 的 ず れ な どが理 由

率 とPHAに

と して考 え られ る.

ITと

抗DNA抗

た.こ

れ ら の 成 績 は,寛

者 リンパ球 の機 能 を 検索 し,漁

に抑 制 をみ

の 解 離 現 象 に つ き 言 及 した.

解 離 現 象 はB-リ ンパ 球 の 動 きが 血 中 自己 抗 体 に 先

以 上,SLE患

に有 意 の遊 走

は18例 中4例

染 色 形 態,抗DNA抗

体 価,血

清CH50

ンパ球 の比

よ る 幼 若 化 率 も 相 関 しな か つ た.

M

体 の相 関 に つ い て も同様 で あつ 解 期SLEを

対 象 に用 い

中 抗 体 との 関 連 を 求 め る作 業 を進 め て来 た が 目下 の と ころ 陽 性 所 見 に は乏 しい といわ ざ る を 得 な

た こ と に 大き く影 響 さ れ て い る と考 え ら れ る.

い.し か し,今 後 新 た な方 法 論 の 開発 と共 に両 者

Eの 治療 に よる免 疫 血 清 学 的 所 見 の 改善 と併 行 し

の接 点 が 見 い 出 され る可 能 性 もあ り,全 て は今 後

て,B-リ

の 課 題 といえ る.

した症 例 も認 め られ た.

5)

う し,機

発 症 進 展 に お け る細 胞 性 免 疫 の

昭 和50年6月10日

T-リ ン パ 球

己 抗体 産 生 を助 長 す る で あろ

能 異 常 は自 己 抗 原 の 認 識 へ と進 み,SL

Eの 発 症 に か か わ つ て く る で あ ろ う.

なわ ち利 か 不 利 か とい う点.

第 二 にSLEの

パ 球 の 減 少 はsuppressor

の 減 少 を 反 映 し,自

頃疑 問 に思 つ て い る 点 を最 後 に列 記 してみ る.

役割,す

ンパ球 の減 少, T一リ ンパ球 の増 加 を来 た

6)T-リン

考 案 で 述 べ た 内 容 と一 部 重 複 す る が筆 者 らが 日 第 一 にSLEの

しか し個 々 の ケ ースに つ い て は急 性 期SL

7)

発 症 に細 胞 性 組 織 障 害 と液性 抗 (9)

SLE免

疫 異 常 解 明 上 の今 後 の 問題 点 につ

544

き二,三

全 身性 紅 斑 性 狼瘡(SLE)に

お け る細胞 性 免 疫 能

言 及 した.



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慶 一 郎:SLEPtiお 4:639,1972.-4)矢 一郎 ,大 藤 真:SLEの

真,矢

賢 啓 介,遠

迫 克 英,佐

け る 細 胞 性 免 疫,臨 野 啓 介,遠



床 免 疫,

迫 克 英,佐

血 中 抗 体 との 関 連 に お い て

藤慶

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(10 )

同内会誌

第64巻

第6号

[Cell mediated immunity in relation to humoral antibodies in systemic lupus erythematosus (SLE) (author's transl)].

原 全 身性 紅 斑 性狼 瘡(SLE)に 著 お け る細胞 性 免疫 能 血 中抗 体 との関連 にお い て 岡山大学医学 部第三内科(主 任教授 山名 西谷 CELL 征三◇ 皓次 MEDIATED 矢野 藤原 IMMUNITY 啓介 唯朗 IN 大藤 真) 佐藤慶一...
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